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さつまいもエバンジェリストのブログ

さつまいもの魅力と可能性に惹かれた男が語ります

黙示 日本の農業について語る前に読もう

農業 書籍

真山仁氏、渾身の作だと思う。

日本の農業をとりまく、TPP・農薬・フードセキュリティ・遺伝子組み換え食品など様々な話題が満載で、日本の農業の未来の姿を考えさせられる内容です。

たぶん自由貿易や遺伝子組み換えについては、鎖国でもしない限り、世界の流れから避けられないことだし、そこにはフードセキュリティと農薬の問題も絡んできます。

農業・食料というのは、国家レベルでの戦略から個人の嗜好レベルまで幅広い事柄が影響するので、

物事を二極化して、対立構造で考えるのは愚行だよ。そもそも反対や否定からは何もうまれない 

 という文中の言葉にもあるとおり、柔軟により良い代替案や選択を日本国民全員で考えていく姿勢が求められているのではないかと感じました。

そういう意味で、本書ではどちらがどうという結論はなく、数多くの取材を通じて入手した日本の農業の問題を、小説という形でわかりやすく伝え、読者が考えるキッカケとなる本だと思います。

身近で切実な問題提起として必読だと思います。 

黙示 (新潮文庫)

黙示 (新潮文庫)